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  • 今村先生と平川先生

今村先生卒後臨床研修センターが当初想定していた支援対象は研修医でした。けれど、今では研修医になる前の学生のうちから関わるようになりましたね。それこそ、ほんの少し前までは高校生だったような1年生の頃から。この間は、学生ができるだけ気楽に参加できるように、食事会スタイルの交流会を行いました。そういう場だと自然と自分が医師になってからの話ができるので、今はまだ若い学生たちが、この先医師としてキャリアを積む意識づくりのきっかけづくりになります。

平川先生名古屋大学病院も同じです。5年前にセンターを始めた当時は、私たち自身も手探り状態でした。医師のキャリア支援と言っても前例がありませんでしたから。けれど、やはりニーズがあったのでしょうね。キャリア支援のワークショップを行うと、学生同士の口コミで自然と人が集まってきました。
学生のうちはそんな感じで、研修医とは定期的な面談を行っています。研修医の中で私は「駆け込み寺」のような存在らしく、驚くほど率直な悩みを相談してくれる子もいますよ。

今村先生研修医にとって身近な存在になれているということですね。

平川先生悩みに対する「答え」を持っている時もありますが…。話をじっくり聞いて、彼ら自身が考えて答えを出せるように促すことが多いですね。いつか、悩みを乗り越えた研修医たちと、元気に夢を語り合える日が来ることを期待しているんです。

今村先生私たち自身も悩みながら成長してきたし、色んな人たちのキャリアを見てきたからこそ伝えられるモノがあると思います。あと、学生と研修医で違うのは、相談に乗る時のスタンスでしょうか。研修医には研修先の指導方針もありますから。どの科にも誰にでも公平な、教官としての立場で相談に乗るようにしています。

平川先生研修先の指導医への講習会も開催していますよ。指導医に教育マインドを教える合宿があって、私は2〜3年間のうちに10回近く講師を勤めました。偉い先生方を前に「こういう態度で指導してはいけません!」とか話したりして(笑)。そういう講習をするうちに、自分たちも教官的立場にある医師として成長してきたのだと思います。